渡り鳥になりたい

最初からミニマリストな理系大学院生(博士課程)の日常

理系の大学生(学部生)と大学院生の違い - あるあるネタを込めて

こんにちは、秋(シュウ)です。

最近学食も図書館も空いてるなぁーと思っていたら、学部生はもう夏休みに入るようですね。

「大学院生」を「大学生」の延長だと思っている方には「いいわねぇ、夏休みがあって」などと言われたりもしますけど、一般的には無いから!なんでしたら土日も休日も無いから!

ということで今回は大学生と大学院生の違いをまとめてみたいと思います。

 

異なる大学や各種学科の知人の意見を思い出しながら、なるべく普遍的な記事に仕上げたいのですが、どうしても秋の実体験がベースになっていることはご了承ください(文系は違いすぎてフォローできない)。

ちなみに秋は現在、博士課程に在学中の学生です。化学系のばりばり実験屋ですね。

学部4年はどちらかというと院生に近いと思うので、大学生=研究室所属前、大学院生=研究室配属後、とここでは使い分けることにしましょう。 

 

世間一般やこれから卒業研究に取り組む学部生向けに、参考になれば嬉しく思うと同時に、院まで進んだ方には「うん、あるある」と共感してもらえれば良いと思います。

 

 

イラストで概説すると...

学部生の場合

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講義を受けて(内容が専門的だったり規模が大きくなったりするが、基本的に高校までと同じイメージ)、

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レポートを書いたり、テスト対策したり、

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単位を取ることを目指すします。

実践形式であったり、校外を舞台としたりするユニークな授業もありますが、大多数は座学の講義でしょう。

期限内に必要な単位数を取得できないと進学できなかったり、卒業研究に取り組むことができません。厳しいところですと留年率が3、4割のところもあります。

 

大学院生の場合

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実験して、

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論文を読んで、

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新しい知見をまとめて発表します。

セミナーや卒業研究など学内でのイベントもですが、国内外の学会に連れてってもらえることも多いでしょう。成果が出れば学術論文にもなりますね。

 

余談ですが、このサイトのイラストは高確率で『いらすとや』のものを利用してますが、品揃えがここまで豊富だとは思いませんでした。テイストが同じなので便利便利。

 

単位の取得

大学院でも講義科目はありますが、その数は学部の時よりもずっと少ないです。たいていの人は1年の前期で必要数を全てとり、その後は研究に専念しますね。

先生方も学部ほど熱心ではありませんし、なんでしたら「授業に出るくらいだったら実験しとけ」と堂々と言う方もいます。

お言葉に甘えて、ろくに授業も出ずに、最後のレポートだけ出して最低限の単位を取ったのが私です。

 

学内の居場所と荷物

院生は各研究室に散らばっています。各自机やロッカーが与えられるので、荷物は研究室に置きっぱなしの人が多いです。

それに対して学部生は特定の居場所がないので、講義ごとに荷物を全部運ぶ必要があります。

例えとして、学部生も院生も参加するセミナーに行くとして「カバンごと持ってる人=学部生」「筆記用具とノートだけ持ってる人=院生」が見分け方です。もちろん例外はありますが。

 

講義と講義の間に一コマあいたとしましょう。院生はなにはともあれ研究室に戻ると思います。

学部生は図書館だったり、学食だったり、サークルの部屋だったり、空き教室だったり、それぞれが好きな場所で時間をつぶすでしょう。ちなみに私は学食派でした。

 

話はそれますが、ぼっちは学部にはいても院にはいません(少なくとも私の周りでは)。

学部生向けのアナウンスは基本全部掲示されるので、横や縦のつながりが一切なくても授業を真面目にやってれば問題ないです(過去問が期待できないからね)。院生の間の情報は「口コミ」で伝わることが多いので、ぼっちは詰みます。

せめて同じ研究室に配属された同期とは、それなりのコミュニケーションが取れるようにならないといけません。というより毎日顔を合わせてたら嫌でもコミュニケーションとりますから、ぼっち卒業しますね。 

 

時間の使い方

学部生は夕方頃から自由となることが多いですし、特別な授業をとらない限り土日は休みです。夏休みも冬休みも春休みもありますから、人生で一番自由な時期ではないでしょうか。

この時間を使って部活やサークルに熱中する人、アルバイトに打ち込む人、旅をして知見を広める人、はたまた趣味にのめり込む人...いろいろとあるかと思いますがとにかく自由です。

ちなみに私は学校のある期間はアルバイト掛け持ちして(学費も全部自分で払ってたよ)、溜まったお金で休みの期間は旅してました。青春18切符はお財布に優しいですね。

 

院生になるとほぼ研究です。これは研究室の方針にもよるのでしょうが、私は1日のうち半分から2/3は研究室にいます。暮らしてるってレベルでしょうか(家はお風呂と寝るためだけの離れのイメージ)。

学部生の時はサークルやアルバイトしてた人でも、研究室の活動が本格的になると辞める人が多いです。

 

ただ「時間の融通がきく」のは院生の方でしょう。

学部生は決まった時間に授業があるのですが(サボるのはまた別の話ね)、院生は自分一人で研究をする時間が多いです。ちょっと出かけたり、私用の約束がしやすいです。就活もありますしね。

 

人間関係

学部生の時の方が間違いなく多様性には富んでました。 

学部で仲良かった人でも、所属研究室が違うと、気がつけばほとんど会話する機会がなくなります。

そうした狭い研究室内の人間関係がこじれると、病みコースでしょうか。 

 

経済事情  

院生は時間の制約上、学外でアルバイトをするのが難しくなる一方で、学内でアルバイトしてお金を得る機会はあります。

ここにまとめるレポート採点や実験補助が代表例でしょう。 

マスターのうちはそれだけで生活するのは難しいかもしれませんが、ドクターになるとさらに雑務が増えるので、学内アルバイトのみで一応の生活はできます。

私の経済事情はそのうち別記事にまとめましょうか。 

 

でも学生は学生です

違いをいくつか挙げましたが、そうは言っても学生は学生です。

世間一般の学割は院生でも使えますので、JRや映画館など非常に助かります(ケータイの学割は確か年齢制限あったっけ)。

年金の学生納付特例制度を利用してる人も多いですし、社会人ほどの責任は免除されている部分はあります。ドクターまで行くともうアラサーなんですけどね。

 

かつての同期がもう社会でばりばり活躍しているのを見ると、もどかしい気持ちも正直あります。が、将来それ以上活躍したいので私は今も学生として頑張ります。

 

あとがき

以上、秋がラボよりお届けしました。 

え、今も普通にまだ研究室にいますよ?日付が回る前には帰りたいですけど、終わりますかね...

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

↓続編も宜しければどうぞ。

http://www.shunotori.com/entry/lab-difference-2